「ビリングシリーズ・システム2」を自社開発
当社は、それまでのビリングマシン(伝票発行機)の限界を超える「ビリングシリーズ・システム2」を自社開発し、1971(昭和46)年5月に販売を開始した。電子計算機「NEAC-1200」シリーズを扱ってきた経験と技術をもとに、光電製作所と共同開発した製品である。伝票発行機であるとともに電子計算機の機能を持ち、データ入力をする現場が省力化されてキーパンチャー不足の解消、教育期間の短縮、費用の節減、データ品質の向上に貢献するなど数々の特長を備えていた。売れ行きは好調で、翌1972(昭和47)年5月に受注累計160台、納入100台を達成し、1973(昭和48)年9月には受注500台を超えた。このようなビリングマシンは、後にオフィスコンピュータへと発展していくことになる。