情報処理分野が高度化、多様化するなかで、普及啓発とシステム開発を推進するために、当社は情報システム開発協会DAIS(Development Association of Information System)を設立した。情報処理機器が著しく発展する一方で、それを経営や業務に展開する実務的知見や技術の方が遅れがちな状況であった。これに対応して、社外へのコンサルティング活動を行う非営利組織として新設した。同協会には当社の社長以下役職員および幹部社員などが就任し、62名の体制でスタートした。
顧客のコンピュータシステムを効率的にサポートするため、情報システム部が高生産性サポートツール「PRISM」を開発した。「PRISM」はPerformable Regularity for Installation by structured Methodの略称で、サポート作業を標準化した上でユーザーに合わせて組み合わせるという手法をベースにしたツールである。情報システム部の当時のシステムエンジニア全員が持つノウハウを集大成したもので、導入や対応において生産性が大きく向上し、お客様の信頼を高めることにつながった。