“あなたのビジネス変化に「解(こたえ)」を出す”をメインコンセプトとする展示会を、2003(平成15)年7月に東京と大阪で開催した。同月9日と10日の「NJC Solution Conference2003 in Tokyo」(京王プラザホテル)には2,445名の来場者があった。1週間後の「NJC Solution Conference2003 in Osaka」(ホテル日航大阪)にも1,026名が来場した。両会場では日本事務器のコンピュータシステムによるビジネスソリューションの実例をお客様に紹介するとともに、当社とパートナー企業による各種セミナーも行われた。商談も順調に進み、当初の目標額を上回る成果を挙げた。
当社は通信販売業務支援パッケージとして開発した、中小規模通信販売向け業務支援パッケージ「CORE Plus qbic DirectOne(コア・プラス・キュービック・ダイレクトワン)」と、千趣会向けに開発した「BELLE Direct」を使用した大規模通信販売向けパッケージシステムをリリースした。両者は共通のコンセプトで開発設計されているので、業務量が増大した時に前者から後者へと簡単に移行できる特長を持つ。また通信販売で50年以上の歴史を持つ千趣会との協業で、通販事業の立ち上げからマーケティング、運営、ダイレクトマーケティング展開を支援するためのコンサルティングも開始した。
2001(平成13)年にリリース開始以来、2,700システムの出荷実績がある中堅・中小企業向け統合業務システム「CORE Plus」シリーズの最新版として、「CORE Plus NEO(コア・プラス・ネオ)」の販売を開始した。「つなぐ」をコンセプトに外部連携コネクタを搭載し、既存の業務システムや情報ツールと柔軟に連携できる機能を搭載した。外部連携コネクタの利用により、短期間にシステムの統合や構築ができるようになり、IT投資コストの削減につながるようにした。また、キャッシュ・フロー、ロット管理、トレーサビリティ機能などのノウハウを充実させ、操作性とユーザビリティを向上させた。
「Amazon Web Services」と当社のクラウドサービスを活用した「Ezharness(イージーハーネス)」は、短期間での導入が可能で、必要な時に利用した分だけ料金が発生する従量制のサービスとなっている。このため一時的なテスト環境や、災害時などのBCP(事業継続計画)対策にも最適である。「Ezharness」は4つのサービスから構成されるが、第一弾として、2012(平成24)年9月より、お客様の社内にあるサーバのバックアップデータをクラウドストレージにバックアップするサービスとして「Ezharness Storage Plus」をリリースした。高度なセキュリティ、強い分散ストレージ、自動アップロード、世代管理、成否管理などの特長を持ち、データの保管状況については24時間365日当社の専用センターで監視が実施されている。