1960年代
コンピュータ時代の扉を開く
製品・商品
全IC化の超小型電算機「NEAC-1240」発売
1967(昭和42)年2月
日本電気の電子計算機を販売開始してから5年後となる1967(昭和42)年の2月に、世界初となる全IC化超小型コンピュータ「NEAC-1240」が発表された。ハードウェアおよびソフトウェアにそれまでのマーケティング活動の成果を反映させ、演算速度は前機種「NEAC-1210」の200倍、記憶容量は3倍を超える高性能を誇り、外部記憶装置への拡張性も広がった。これに合わせて電算機営業部と計画部に分散していたシステムエンジニア部隊を統合し、電算機システム部とした。「NEAC-1240」の発表後は受注が相次ぎ、同年11月末に受注200台、納品100台に達した。翌年末の累計受注は400台を超え、翌々年末には600台に達し同じカテゴリーにおける電算機のベストセラーとなった。