1960年代
コンピュータ時代の扉を開く
経営・事業
電子計算機部門への進出を決定
1961(昭和36)年9月
1961(昭和36)年は、当社が後年大きく発展する第一歩を踏み出す年となった。日本電気と提携して、同社の超小型コンピュータを一手に取り扱うことが、9月17日の臨時店長会議で正式に社内発表されたのである。10月1日には電子計算部を新設し、3日には日本電気の社長、専務、電子機器事業部長などの幹部と当社首脳部が会談して両社の超小型コンピュータ拡販における協力関係を確認した。同日の日本経済新聞には、翌年発売する「事務用小型電子計算機NEAC-1201」の広告が掲載された。11月には大阪ビジネスショーに同機が出品されるなど、出荷に向けた動きが注目を集めた。オフィスのIT化が必須となっている今日の状況を見れば、極めて先見の明があった決断だといえる。