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  • 1924(大正13)年2月 経営・事業

    日本事務器商会の創業

     東京日本橋の加島銀行ビルの一室で、日本事務器商会(日本事務器の前身)が創業した。創業者の田中啓次郎は、日本の事務機器輸入の草分けである黒澤商店(現・クロサワ)で支配人を務めていた。ところが1923(…
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  • 1925(大正14)年 製品・商品

    逓信省にカナタイプライタを納入

     日本で最初にカナタイプライタが実用化されたのは、大阪中央電信局の電報受信用とされている。これは黒澤商店が1917(大正6)年に完成させたものだった。日本事務器商会では、カナタイプライタの取り扱いに向…
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  • 1927(昭和2)年 製品・商品

    米国製各種事務機器を取り扱う

     1927(昭和2)年6月発行の日本事務器商会カタログを見ると、アンダウッド社カナタイプライタのほかにアリスモス小型計算器(スウェーデン製)、マーチャント計算機、シンシナティタイムレコーダ、マルチグラ…
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  • 1927(昭和2)年 製品・商品

    ビジブルレコーダの国産化へ

     日本事務器商会は、ビジブルレコーダの国産化計画に着手した。日本ではそれまで事務用カードを直立式の整理器に納めるのが一般的だった。これに対してビジブルレコーダはカードに書かれている人名や品名、番号など…
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  • 1927(昭和2)年 経営・事業

    くろがね工作所との信頼関係

     創業期の当社の発展を支え、以来長く主力製品であり続けたバイデキスの製作を引き受けたのが、くろがね工作所の三村和太郎社長であった。バイデキスの原型は米国カーデックス社製のビジブルレコーダ「Kardex…
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  • 1929(昭和4)年11月 製品・商品

    ビジブルレコーダ「バイデキス」を発売

     ビジブルレコーダの試作は1928(昭和3)年にスタートした。苦労したのはカードの用紙や見出し部分をカバーするセルロイドの扱いだった。耐久性と収納性を兼ね備えた紙を用意し、セルロイドの収縮をコントロー…
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  • 1934(昭和9)年 経営・事業

    田中啓次郎社長が代表の座を追われる

     この時期、資金面で経営の支援を受けていた人々がいた。ところが彼らは、それまで融資した額を一括返済するように要請し、できなければ田中啓次郎社長に代表を退くよう求めた。事実上の乗っ取り宣言である。田中社…
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  • 1936(昭和11)年 経営・事業

    バイデキスの販売拡大

     田中啓次郎の苦境を救ったのがバイデキスだった。そして製造元のくろがね工作所は、田中に独占的にバイデキスを出荷し、一方では田中が去った後の東京の日本事務器には一切卸さなかった。この頃日本は1931(昭…
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  • 1937(昭和12)年 製品・商品

    帳簿型ビジブルレコーダを開発

     据え置き型のバイデキスと同様の機能を持ちながら、手に持ちながらでも扱える帳簿型ビジブルレコーダの開発が1937(昭和12)年に始まった。きっかけは、バイデキス1台を備えるまでもない量の台帳の情報整理…
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  • 1937(昭和12)年 経営・事業製品・商品

    バイデキスが好調、第二の繁栄期に

     1937(昭和12)年に大阪のくろがね工作所販売部は、西区京町堀の京町ビルに移転した。ここに代理店業務を担当する地方部が置かれた。この年に北海道から九州まで全国に50を超える代理店を展開。受注先が増…
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