タグ:経営

  • 1924(大正13)年2月 経営・事業

    日本事務器商会の創業

     東京日本橋の加島銀行ビルの一室で、日本事務器商会(日本事務器の前身)が創業した。創業者の田中啓次郎は、日本の事務機器輸入の草分けである黒澤商店(現・クロサワ)で支配人を務めていた。ところが1923(…
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  • 1924(大正13)年2月 経営・事業

    創業の精神「事務合理化の普及と啓蒙」

     日本事務器商会が創業した頃は、まだペンとそろばんで事務処理を行っていた時代である。そこに欧米の事務機械を紹介しても、実際に導入してもらうまでには至らなかった。田中啓次郎は、「事務合理化の普及と啓蒙」…
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  • 1924(大正13)年2月 経営・事業

    創業時の経営理念

     田中啓次郎は1924(大正13)年に日本事務器の前身である日本事務器商会を創業した当初から、会社が理想とする次のようなあり方を念頭においていた。 ・目先の成功を追うのではなく、将来の大成…
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  • 1924(大正13)年2月 経営・事業

    社名の「器」に込めた思い

     日本事務器という社名の「事務器」は、創業時に周囲から目新しく感じられる言葉だった。というのはそれまで「事務」という言葉は「事務用文具」「事務用備品」「事務用器具」のように、「事務用」という形容詞の形…
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  • 1929(昭和4)年 経営・事業

    事務機器の輸入禁止と円の暴落

     1929(昭和4)年は、米国ニューヨーク株式市場の大暴落により世界恐慌が起きた年として長く記憶されることとなった。だが日本ではそれ以前、1927(昭和2)年から不況に突入し、企業の倒産が相次いだ。政…
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  • 1929(昭和4)年 経営・事業

    人が去り、一方で借金にも追われる

     輸入禁止と円暴落のダブルパンチを浴びた日本事務器商会は、第一期の繁栄期から一転して1929(昭和4)年以降、苦境にあえぐことになった。主な従業員の独立や協力者の撤退が目立つようになり、人が去る一方で…
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  • 1931(昭和6)年 経営・事業

    1933(昭和8)年まで不況に対応する整理緊縮時代

  • 1934(昭和9)年 経営・事業

    田中啓次郎社長が代表の座を追われる

     この時期、資金面で経営の支援を受けていた人々がいた。ところが彼らは、それまで融資した額を一括返済するように要請し、できなければ田中啓次郎社長に代表を退くよう求めた。事実上の乗っ取り宣言である。田中社…
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  • 1937(昭和12)年 経営・事業製品・商品

    バイデキスが好調、第二の繁栄期に

     1937(昭和12)年に大阪のくろがね工作所販売部は、西区京町堀の京町ビルに移転した。ここに代理店業務を担当する地方部が置かれた。この年に北海道から九州まで全国に50を超える代理店を展開。受注先が増…
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  • 1940(昭和15)年 経営・事業

    債務を完済し丸ビルでの事業を再開

     業績の回復により、田中啓次郎は負債を一気に債権者に完済した。1940(昭和15)年のことである。これに伴い日本事務器合資会社の代表となり、名実ともに経営者の座を取り戻した。東京では丸ビルに支配人を置…
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